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がんバレー“ジャンプくん”GO!

がんバレー“ジャンプくん”GO!

第1章 北朝鮮への入り口 

 8月26日(木)、北京首都空港に到着。シャトルバスに乗り(16元)ダウンタウンへ。なんか
中途半端なところに下ろされたが、それがかえって好都合。
北朝鮮大使館近くの朝暘区だから。といってもどこにあるのか分からない。       北朝鮮工作船展示展
 おっと日本大使館がある。 しかし、しかし、しかし ・・・・・何という厳戒態勢。さすが、脱北者(北朝鮮からの不法入国者)を日本大使館に入れないいためか。憲兵が銃を持っているため、「こんな様子こそ写真を撮らなければ!」とおそるおそる撮る。成功だ(^O^)歩いて1時間半後、午後3時30分ごろ、「見つけた、北朝鮮大使館!!!!!!!おーさすが、金日成や金正日の写真を掲示してある」しかし、 しかし、しかし ・・・・・どの門から入っていったらいいのか分からないいし、はっきりいってこわ~い 。大使館に入った経験は東京のブラジル大使館以来。そして、大使館領事部の門をみつけてはいろうとしたが、憲兵が「入ってはいけない。近づいてはいけない。パスポートを出せ!」約10分経過した後、「明日来なさい。開けてやるから」みたいな中国語をメモ帳に書き、その日はそこからホテルへ。実は木曜日の受付時間は11時30分までだったのである。チャンチャン・・・・もったいない時間を過ごした。それが分かっていたなら、先に観光をしていたのに。翌日、9時前に行く。しかし、ビザ申請をしても他の外国人は終わって出て行く。11時にやっと名前が呼ばれた。しかし、係員は「(朝鮮語なのでよく分からないが)君はビザが降りない。」「ええっ(@_@)何やて!お金を払っているのにそれはあかん、詐欺やないか(>_<)これが北朝鮮の手口か!!!!!ここで帰るわけにはいかん」ということで、「私はお金も払っているし、日本の旅行会社から大使館総領事の○○さんに連絡するようにといわれ、ホテルから電話をし続けたのにかからなかった。北朝鮮に行けないのはおかしい!」と英語で捲(まく)し立てると、約15分後、少々日本語ができる女性係員がやってきて、その女性の係員が○○さんに連絡をとってくれて、ビザが降りたのだった。ふ~!ヤレヤレ!(^^)!


8月28日(土)、北京首都空港に着く。失礼だが、北朝鮮の高麗航空の受付カウンターが分からない。やっと見つけると、《空港で北朝鮮チェック》
1.係員に「カウンターはココだ」と聞いて約30分も並んでいると、カウンタの係員が「向こう側だ!」というのである。出発時間まであと30分しかない。さらに、そのカウンターにまた約30分!!残り7分前でカウンター手続き終了(^o^)もう搭乗してほとんど終わっている頃だ。
2.北朝鮮人の服装が上下とも黒く麻布(?)でできているが、皆同じ服装である。ちょっとイカツイ顔ばかりで、左胸の金日成バッジは威圧感を感じさせる。
3.アジア系アメリカ人や中国人はやたらと荷物が大きくて多い。自分たちの親戚家族に持って行く物資なのか!?

《高麗ホテル》~70階建てホテル~ 
 平壌時間12時30分に、平壌空港に到着。おっと、テレビで見たあの空港だ。拉致被害者が出発して帰ってきた、あの空港。拉致被害者が日本に帰るとき、ジェンキンスさんと横田めぐみさんのこども:キム・へギョンさんが見送ったデッキ。私は、写真を撮ろうとしたが、もしかした高麗ホテルらカメラをとられるかもしれないと思い、レンズ付きフィルムでこそっと空港を撮った。そのため、入国審査が一番最後になったが、空港から
に出るときは一番最初だった。そこでキョロキョロしていると、男性2名が「Tさんですか?朝鮮旅行社のガイドです。ようこそ怖い国北朝鮮へ(^_^)/~」「Tさんはすごいですね。日本人は怖がって、一番最後に出てくるものですが、一番最初に出てきたのは今まで経験がありません」というのだ。そういわれても、私の荷物はカバン1個。手荷物として持っているだけなので、ターンテーブルで荷物を待つ必要もないし、両替を頼んでもしてくれなかったので、出てきただけだったのが、そういわれてみれば周りの旅行客は日本人もヨーロッパ人もアジア人も出てこない。そりゃ、あんなたくさんの荷物を運ぶのに3分以上は当然かかる。

私はスムーズに送迎自動車に乗り、とりあえずは宿泊先の高麗ホテルへと向かう。14時10分、ロビーで北朝鮮における説明があった。彼らはR
さんとMさん。そして運転手さん。[計3名が私1人を養う?ということになった。北朝鮮では、必ず旅行のガイドは2人以上と決まっているのでたとえ1人でも、そうなってしまうのである。]

そして彼らからは次のことをいってきた。

1.1人で勝手に外に出て、写真をとったりしたらスパイと思われ公安(警察官)に連行される恐れがあるので、そんなときは私たちを呼ぶように!そうすれば、公安が来たとしても、朝鮮語で説明をするから心配はない。〔ということは、常に管理されているということか〕
2.写真・ビデオは、働いている様子・兵隊以外なら、どこを撮ってもいい。〔つまり、人は写すなということか〕
3.どこか行きたいところがあれば、今のうちに言うように。〔つまり、どこにでもいけないということか〕

そしてMさんは、「なぜ、北朝鮮にやってきたのか?」という問いに対して私は、「北朝鮮はどういう国なのか、自分の目で確かめたかった。」
また、「どんな国だと思いますか?」というので、「それを少しでも肌で感じたいと思っている。」
 食事についてMさんから、「これかの食事のことですが、開城(ケソン)の昼食にサンゲタンどうですか?」「サンゲタンって何ですか?」「鶏の内臓をとりその中に餅米やナツメ、ニンニク、朝鮮人参を入れて約7時間煮込みます。そのため言ったときの欲しいといってもできないんですよ。今から予約しないと!」「いくらですか?」「2000円です」「そしたら予約しておいてください」さらに、「8月30日の夕食に甘肉はどうですか?」「いくらですか?「2000円です」「甘肉ってなんですか?」「『アマイニク(甘い肉)』と書きます。犬の肉のことですが、金正日様が、“『犬の肉』というのは海外に対してはあまりいいイメージではないのでこれからは甘肉といいなさい”とおっしゃられてから我々も甘肉というようになりました」。ついに出た!!!『金正日様』発言。最初は「そしたら予約しておいてください」といったが、「それでは、8000円になります」「どうして8000円ですか?2000円でしょ!」「そのレストランに行って私たちも食べるからです。車で行くのでそうでないと行けないし、そうするとホテルの食事をキャンセルしていくので我々も夕食を食べることができません。」そうか、自分たちも食べたいのか!しかし、8000円は勘弁して欲しい。それでは、「甘肉は食べません。ホテルの食事でいいです」と答えた。しかし、今日を含め2日間は甘肉を食べるようすすめるのであった。また、私は「韓国」と「朝鮮」という具合に話をしていたが、閔さんからは、「大韓民国は、中国=漢民族と関係があるという意味がある。あの国はアメリカによってつくられた傀儡(かいらい)の国である。両方とも朝鮮の国であるから『北朝鮮』と『南朝鮮』と呼んでください」。と注意された。

ツアー開始時間まで部屋にいることになる。23階という高いところに部屋がある。入ってみると、超豪華!しかも電気冷蔵庫・テレビ・浴室全て日本製。国交樹立もしていないのに(*_*) なんやかんやといいながら、企業レベルまたは裏ではやはりいろいろなことにおいて交流・貿易がされていることを感じた。さらにいうなら、テレビは衛星放送も見ることができ、(当然NHKも)日本の状況など手に取るように分かる。ジェンキンスさんのことも放送されている。台風16号のことも放送されている。ここは、やっぱり日本に近い国。



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